今の時代にチラシの効果は薄くなったと言われますが、それでも集客に有効な手段ではあります。 お店を開業しただけでは、なかなかそこに店舗があるのか?を知ってもらうことはできません。 付近を通って、看板を見て初めて店舗の存在を知るのです。 でもチラシをまくことによって、こちらから「あたらしい店舗ができたよ」ってお知らせすることができ、認知されます。 チラシやWEBなどの効果を高める消費者モデルと言われている心理学をお伝えたいと思います。 「どのようにチラシを配布すれば来店してくれるだろう?」という悩み解消のヒントになれば幸いです。
反復性効果(3ヒット理論)
チラシにおける反復性効果とは、同じチラシを3回見ることで効果を発揮するというものです。 これは広告の分野では最も常識的な考え方で、テレビCMやテレビ通販、政治的活動などでも使われている手法で、最も常識化している考え方です。同じメッセージを何回も反復して伝えることにより時間の経過とともに消費者[見込み客]に対して効果が表れはじめるというものです。 反復することで消費者[見込み客]の意識を変化させていくというもので、WEBやチラシのメッセージ回数が多ければ効果は高くなります。 この反復効果(3ヒット理論)の研究者で有名なハーバード・E・クラグマンは ■1回目のチラシ:「これは何だろう?」という反応 初めてチラシを見た人は、なんのチラシか確認して瞬時に自分にとって必要かどうか判断します。今必要としないものは不要と判断します。 ■2回目のチラシ:「何について言っているんだろう?」という反応 人が同じチラシを見ると「これは何だ?」という反応は薄くなり、「何について言っているのか?」という反応に変化します。 ■3回目のチラシ:「何だっけ?」という思いだす反応 3回目になると、「ああ、知ってる」という反応に変わり、4回目のチラシ以降は3回目の反応を繰り返すことになります。 と提唱しています。 ダイレクトマーケティングの業界でも、「3信の法則」と言って、同じ人間に同じ情報を3回発信することが有効とされています。 広告媒体も3種類使うことも有効とされ、3という数字がキーワードになっています。 集客したいエリアに3回チラシ配布やポスティングすると集客効果が上がるということです。 逆に、3回は配布しないとチラシ効果はあまりでないということです。
チラシ配布の実践結果
経験上、パソコン教室で、シニアの方向けにチラシを配布しました。 1回目は、「うさんくさい。」 2回目は、「どれどれ。」 3回目は「何やってるのか?」 と気になって来店するといったケースがあります。 エリアを絞って、同じ場所に、新聞チラシを1回、ポスティングを2回以上まいていくとある程度効果はでてきます。 しかも、チラシを持っておいてくれてます。(シニアの方にチラシを捨ててもらわない方法はあります。)
まとめ
集客のためのチラシ配布は、ターゲットによりまだまだ有効です。 反復することで消費者[見込み客]の意識を変化させていくというもので、チラシのメッセージ回数が多ければ効果は高くなります。 でも、同じものを配布するのか?当たりがあるものを配布するのか?は異なります。 マーケティングには正解がないので、PDCAサイクルをしっかり回しましょう。 創業融資のフルサポ 事業計画書作成の代行 フルサポ