融資前のチェックポイント

中小企業診断士、コンサル

創業前は、いろいろ調べないといけないことがあります。また、融資自体が初めてという方も多いかと思います。

少し落ち着いてチェックしてほしい点をまとめました。

創業動機がきっちりとしているか?

日本政策金融公庫の創業計画書には、「創業動機」があります。

なぜ、創業計画書に創業動機があるのでしょうか?創業動機を記入させるのでしょうか?

それは、日本政策金融公庫が独自で調査した結果、創業を準備していた方なのかを知りたいからです。過去の成功者から創業に成功しやすい思考の人かどうかを判断するためです。

それは、過去の成功者のデータから、日本政策金融公庫は、創業に成功しやすい思考の人が分かるからです。その思考方法が創業動機の書き方である程度分かるのです。

以下のことを知りたいのです。

  • 創業は思いつきではなく、以前から考えていたことですか?
  • 創業することによって実現したいことは明確になっていますか?
  • 経営者になるためのスキルは十分身についていますか?
  • 創業することに対して家族や周囲の理解はありますか?
  • 創業の準備が整っていないのに、良い物件が見つかったという理由だけで物件の契約を していませんか?

そこで、創業動機をどのように書いて何を伝えるのかを、今までの融資実績から教えます。

なぜ今開業をするのか

単によい物件が空いたらといっても、熱意が日本政策金融公庫担当には通じません。来年でもよいのではないか?などと考えてしまいます。

数年前から創業に向けて準備をしてきて、本当に良い物件がでてきたから、このタイミングでないとダメということを伝える必要があるのです。

キャリアを活かしているのか

創業をするうえで、今までのキャリアは重要です。融資の可否にも関わってきますが、成功をするための可否にも大きく左右されます。

日本政策金融公庫も融資を出す際に、事業を失敗してしまうと融資したお金も戻ってこないのです。当然、事業を成功してもらい融資したお金を返済いただくためです。

家族の理解を得ているのか

両親、ご親戚などの家族の理解を得られていてサポートをしていただけるのかも重要です。事業開始当初は、お金ばかりかかり生活費が捻出できない。また住宅ローンもあり、その支払いもあり生活を圧迫する。という可能性もあります。そのようなところをサポートしていただくとなど一番重要なのは一番身近な存在である家族なのです。

まとめ

創業は、経営者に熱意があり、しっかり準備をして方の成功している確率が高いのです。それらの熱意を創業計画書の創業動機に記入しましょう。

また、チェックしてみて、創業自体を思いとどまることもありです。もう一度考え直してリスタートする勇気も必要です。

創業をすると決めたら、強い信念で進めてください。

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