創業補助金の返済について

各都道府県が窓口となる創業補助金という制度があり、現在締切りをしている状態です。

採択された方は、書類作成が大変な作業量になっております。

 

採択者の方から質問がきて、調べてみて分かりました。


創業補助金は、補助金なのに返還義務がある

ふつうの感覚として、補助金といえば、もらいっぱなしで返還することなどないと思うもの。
ところが、この創業補助金では、補助金といいながら収益が出たときは返還しないといけないのです。

 

募集要項の一部に以下の記述がありました。

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補助事業完了後、5年間、補助事業に対する収益状況を示す資料を作成して頂きます。

資料にて一定以上の収益が認められた場合には、事務局に報告して頂き、精査の結果、交付した補助金の額を上限として収益の一部を納付していただきます。

一定以上の収益が発生した場合の納付金額の算出式は以下のとおりです。

【 基準納付額:(B-C)×A÷D 】
上記の式により算出された額から前年度までに収益納付した額を差し引き、正の値であった場合には、収益納付が発生します。

A:補助金交付額(本事業にて交付を受けた補助金額)
B:補助事業に係る収益額(補助事業に係る営業損益等(売上高-製造原価-販売管理費等)の各年度の累計)
C:控除額(補助対象経費)
D:補助事業に係る支出額(本報告の事業年度までに補助事業に係る費用として支出された全ての経費(補助事業終了後に発生した経費を含む。))

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とのことでした。

各計画ごとに経費や支出額がことなるため、いくら返済するのか?がわからないですが

面倒な書類を策定してようやくもらえた補助金なのですが、儲かると返済しないといけないのです。

書類作成が結構面倒なことと、返済義務があることの2点で、

創業融資フルサポでは、創業補助金に関する募集が開始されても、

これからお勧めしないよう考えております。

 

 

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